三大メガバンクへの就職って実際おすすめ? | 元三菱UFJ銀行に勤めていた筆者が分析

就活
K大学に通うYさん
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メガバンクって人気が落ちてきたとよく聞きます。

実際メガバンクへの就職はもうやめたほうがいいのでしょうか?

レオン
レオン

確かにメガバンクの学生人気は落ちてきました。

ただし、メガバンクの経営基盤は安定しており簡単に潰れるということはないです。

今回はメガバンクの特徴や働くデメリットなどについて分析し説明しますので参考にしてみて下さい。

三大メガバンクへの就職って実際おすすめ?

この記事では、メガバンクの特徴やデメリット、実際働くのはありなのかについて分析し説明します。

メガバンクへの就職に興味がある方へ少しでも参考になれば嬉しいです。

三大メガバンクって何?

まず初めに三大メガバンクについて説明します。

三大メガバンクは、

・三菱UFJ銀行

・三井住友銀行

・みずほ銀行

の3行のことを言います。

銀行業務は法律で縛られていることもあり、業務内容にあまり大差はありません(というか差別化できないようになっています)。

三大メガバンクそれぞれの企業情報概要強みは以下となります。

三菱UFJ銀行は国内銀行の中でトップと言われています。海外拠点数も他のメガバンクよりも多く、海外で働きたいと思っている人におすすめです。働く人は真面目で頭が良い人が多いイメージです。

三井住友銀行は経費率が低く、収益獲得の効率性が良いと言われています。簡単にいうと少ない人件費で多くの利益を獲得しているということです。つまり従業員一人一人の能力が高いとも言えます。体育会出身の人が多いので情熱的な雰囲気というイメージです。

みずほ銀行は数年前からONE MIZUHO施策を強みとしています。ONE MIZUHO施策は銀行・信託銀行・証券との繋がりを強くしてグループ総合力を高めようという施策です。従業員側からすると銀行に勤めていても信託銀行や証券に出向しやすく、幅広い知識を身につけることができます。ただ、この施策はあまりうまくいっていないとの噂が多く、理想通りの効果が発揮されていないようです。働く人は温和な人が多く、体育会系が苦手など、落ち着いた環境で働きたいという人にはおすすめです。

採用される大学は?

メガバンクに採用される大学はどこが多いのでしょうか。

ランキング形式で見ていきます。

出典:DIAMOND online
出典:DIAMOND online
出典:DIAMOND online

各行とも慶應義塾大学早稲田大学から多くの学生を採用しています。

その他に東京大学、MARCH、関関同立からも多数採用している傾向があります。

みずほ銀行はMARCHから多く採用しているみたいですね。

ランキング上位はこのような結果になりましたが、採用人数は少ないですが、日東駒専からも採用実績があり、MARCH以上と決められているわけではなさそうです。

メガバンクの平均年収とは?

メガバンクに就職すると年収はいくらくらいになるのでしょうか。

以下がIR情報を元に作成した各行の平均年収です。

出典:IR情報

最も平均年収が高いのは三井住友銀行となりました。

三井住友銀行は一人当たりのノルマが多い分、年収が高くなっているのですね。

メガバンクの今後はどうなのか?

仕事がAIによって取られる?

近年、メガバンクの営業はフィンテックの発達により、将来的にAIに仕事がとられるのでは?と言われています。

結論から言うとなくなる職種となくならない職種があります。

銀行の業務には財務情報からの数値的な評価(定量的審査)と人の目から見た評価(定性的評価)の二つが必要と言われています。定性的評価とは、「この経営者は信頼できるのか」「工場の状態は問題ないのか」など人の目で直接見た評価のことです。

数値的な評価(定量的審査)は人の手を使わず、AIやITに変わっていくでしょう。口座開設などの事務作業もロボットによる自動化がされると思われます。

具体的には融資業務の審査部門窓口業務はなくなっていきます。

その分、人の頭を使わないといけない業務や人が直接見て判断する業務についてはこれからも残っていくと考えられます。融資業務やM&A、商品開発などの業務です。

また、銀行業務はIT化が求められている為、システム分野はこれからさらに人が必要になってくるでしょう。

実際に近年はシステム分野の採用人数が増えてきています。

メガバンクで働くデメリットは?

次にメガバンクで働くデメリットについて説明します。

異動・転勤が多い

銀行員は約3年ごとに異動・転勤があります。

様々な地域に住んでみたい!と言う人にはメリットかと思いますが、普通に地方にも飛ばされますので、地元で働きたい、都心で働きたいと言う人にとってはデメリットになります。

出世競争が激しい

銀行は従業員の人数も多く、出世競争が激しいです。

一度出世競争から外れてしまうと、出世しにくくなると言われています。

人と競争するのが苦手な人にとっては厳しい世界と感じてしまいます。

ノルマの達成基準が高い

メガバンクは総じてノルマの達成基準が高いです。

ノルマが達成できないと寝れない日が続いたり、ご飯が食べれなくなるなど、精神的に追い込まれてしまいます。

鬱状態になり、休職する人も少なくありません

メガバンクで働くメリットは?

銀行で働くメリットについては以下で詳しく説明していますので、ご参考下さい。

メガバンクは経営基盤が強固であり、簡単に潰れると言うことはありません。

またリストラというニュースが流れたこともありますが、基本的に新卒採用の人数を削る傾向にあり、従業員をクビにするということはほとんどありません

一度入ってしまえば、安定の生活を手にできるのです。

まとめ

メガバンクに採用されやすい大学は、MARCH以上です。

ただし、日東駒専以下でも採用実績がありますので、興味がある人はぜひ挑戦してみて下さい、

メガバンクの業務で今後なくなるのは、

融資業務の審査部門・窓口業務です。

メガバンクは経営基盤も強固であり、簡単に潰れることはないです。入ってしまえばクビになることもほとんどありません。

安定を求めている人、上記なくなる業務以外で自分がやってみたい業務があれば、メガバンクへの就職はおすすめします。

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