ベンチャー企業だと成長できるとよく聞きますが、転職をして後悔する人もいるのでしょうか。
近年、ベンチャー企業への転職が注目されていますね。ただ、何も考えず、周りに流されてしまっては入社後に後悔してしまうでしょう。今回はベンチャー企業転職のメリットとデメリットについて分析し、説明をします。
ベンチャー企業へ転職して後悔したくないあなたへ
大手企業に比べてベンチャー企業の情報はあまり多く出回っておりません。
近年、大手企業からベンチャー企業へ転職する人も多くいますが、周りに流されてベンチャー企業へ転職する人もおり、入社してから後悔する人が多いのも事実です。
今回はメガバンクからベンチャー企業に転職を成功させた私がベンチャー企業転職に後悔する人の特徴について分析し、説明します。
ベンチャー企業とは
実はベンチャー企業には明確な定義がありません。
一般的には新しいサービスやビジネスを展開している比較的設立年数が浅い企業のことを指します。
ベンチャー企業と違いが分からないとよく言われているのが中小企業とスタートアップです。
違いについては下表をご確認ください。
種類 | 説明 |
中小企業 | 中小企業基本法で業種毎に従業員数と資本金の額で定義されている (例)サービス業:資本金の額又は出資の総額が5千万円以下の会社又は 常時使用する従業員の数が100人以下の会社及び個人 |
ベンチャー企業 | 独自のアイディアや新しいサービスをビジネスとして展開している比較的設立年数が浅い企業 |
スタートアップ | ベンチャー企業の中でも新しいビジネスモデルで急成長している企業を指す |
ベンチャー企業に転職するメリット3選
経営者目線で仕事ができる
ベンチャー企業では、社長や役員の方との距離が近く、意見が言いやすい環境となっています。
つまり、会社の経営に自分の意見を反映させることができるのです。
大手企業だと、役員クラス以上の人と話す機会はほとんどありません。
一般従業員の立場として、経営目線で仕事ができるというのは非常に魅力的ですね。
幅広く最新技術を身につけられる
ベンチャー企業は、人が少ない為、様々なことを自分で行う必要があります。
大手企業では人事や事務の人が行っていたことも自分自身で調査し、作業をすることが多々あります。
その為、幅広い知識を身につけられることができるのです。
また、ベンチャー企業は大手と比べて資金が潤沢にはありません。
そのため、圧倒的なスピードで勝負する必要があります。
最新技術をどこよりも早く取り入れ活用していくことが求められてきますので、自然と最新技術も身に付けられることができるのです。
ストックオプションをもらえる可能性がある
ベンチャー企業ではストックオプションをもらえる可能性があります。
ストックオプションとは、会社があらかじめ決めた価格で自社株を購入する権利のことを言います。
企業の業績は良くなり、株価が上がったタイミングであらかじめ決めた価格で株を購入することで、利益を得ることができるのです。
このストックオプションは、株価が数倍〜数千倍と跳ね上がる可能性もあり、一気に億万長者になる人もいます。
ただし、このストックオプションは役員のみに付与するなど従業員には渡さないこともありますので、入社する前に確認するようにしましょう。
ベンチャー企業に転職するデメリット3選
給与が低くなる可能性がある
ベンチャー企業は大手企業に比べて資金が潤沢にあるわけではないです。
なので、従業員への給与も大手と比べて平均的に低くなっています。高収入、高待遇を期待することはできないでしょう。
ただし、今はベンチャー企業の資金調達手段が多くなり、資金不足というベンチャー企業が少なくなってきています。
一昔前までと比べ、平均年収が上がっているので、求人票を探してみると意外にお宝求人が眠っている場合があります。
プライベートの時間がなくなる
ベンチャー企業は労働環境が整っていない場合が大半です。
大手と比べて残業が多く、土日出勤も当たり前というのが現実で、プライベートの時間が削られてしまうのがデメリットの一つです。
プライベートの時間を優先したいと考えている人には向かないです。
経営が安定していない
ベンチャー企業は資金も潤沢になく、経営が安定していないため、数ヶ月後、数年後には倒産してしまうということが多くあります。
気づいたら無職になるという可能性もありますので、事前に認識しておいた方が良いでしょう。
特に家族を持っている方などはそういったリスクがあることを十分に説明した上で転職するようにしてください。
ベンチャー企業へ転職をして後悔する人の特徴3選
主体的に行動し課題解決するのが苦手な人
ベンチャー企業では、マニュアルもなければ人も少ないので大概のことは自分で解決していく必要があります。
問題が発生した際に主体的に行動し課題を解決できる人でないと、活躍できず、転職しても後悔してしまうでしょう。
特に受け身で仕事をしている人は、仕事をもらうこともできず、社内ニートになってしまう可能性もありますので、ベンチャー企業への転職はやめときましょう。
社長・役員と意見が合わない
2つ目は社長と役員と意見が合わない人です。
ベンチャー企業は社長と役員との距離が近いことがメリットと説明しました。
逆に言うと、社長と役員と意見が合わなければ肩身が狭い思いをしてしまうでしょう。
入社前に面接などで話してみて、自分の意見と合っているか確認しとくことをおすすめします。
ベンチャー企業の社長は、メディアで紹介されていることも多く、ウェブなどでどのような経歴でどのような人柄なのかを調べてみると良いでしょう。
想定よりも待遇が悪い
ベンチャー企業は資金が潤沢ではないため、待遇が良くないというデメリットがあります。
そして、入社時には想定どおり支払われていた給料も、経営が悪くなるにつれて給与も悪くなってしまうということも発生する可能性があるのです。
実際に入社して数ヶ月後に給与が安くなったり、待遇が悪くなったことで、転職したことを後悔するという人もいます。
働く環境が安定していないということは認識した上で入社するようにしましょう。
まとめ
今回はベンチャー転職のメリットとデメリットについて分析し、説明をしました。
まとめると、
◇ベンチャー企業に転職するメリット3選
・経営者目線で仕事ができる
・幅広く最新技術を身につけられる
・ストックオプションをもらえる可能性がある
◇ベンチャー企業に転職するデメリット3選
・給与が低くなる可能性がある
・プライベートの時間がなくなる
・経営が安定していない
◇ベンチャー企業へ転職をして後悔する人の特徴3選
・主体的に行動し課題解決するのが苦手な人
・社長・役員と意見が合わない
・想定よりも待遇が悪い
ベンチャー企業転職は得るものが大きいですが、向いていない人がいることも事実です。
転職を考えている人はベンチャー企業への転職リスクをしっかり理解した上で決断するようにしてください。
少しでもこの記事があなたの助けになれば嬉しいです。
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