新卒で入社した会社で1年働いたけど、環境が合わなくて転職したい、、
第二新卒って転職するのは実際難しいのでしょうか?
実際第二新卒でも転職を成功させ、充実した毎日を過ごしている人はたくさんいますよ!今回は第二新卒の転職について分析、説明しますね。
第二新卒の転職成功率とは?
第二新卒の転職は有利なのか。
この記事では第二新卒の転職について、メリットとデメリット、第二新卒に求められていることなどについて分析し説明します。
そもそも第二新卒って何?
入社後3年以内の離職率
学卒から3年以内の離職率は以下となります。
○新規学卒就職者の就職後3年以内離職率
大学卒で約3割の方が離職しています。10人に3人と考えると意外に多いですね。
第二新卒の定義
まず初めに第二新卒とは何なのかについて説明します。
第二新卒には明確な定義はありません。
一般的には新卒入社〜3年未満に退職をした方を指します。
第二新卒の定義は会社毎に異なるので、募集用件を事前に確認しましょう。
また、第二新卒は第二新卒という枠があるわけではなく、基本的に中途採用に含まれますので、第二新卒と記載がない企業にも応募は可能です。
ただし、通常の中途採用は即戦力が求められますので、選考を通過するにはより考えられたアピールが必要となります。
第二新卒はリーマンショック後に注目された
実は第二新卒という言葉はリーマンショック後に注目され始めました。
2008年に起きたリーマンショック※時に新卒採用は氷河期となり、求人数がゲキ落ちしました。
その後、2010年頃から景気が回復して徐々に求人数が戻ってきました。
氷河期には、優秀な人材も優良企業に採用されませんでしたが、景気回復に伴い、氷河期に採用できなかった優秀な人材を中途で採用するということが頻繁に起きました。
この時に採用された人材が第二新卒と呼ばれるようになったのです。
つまり、採用の氷河期を超えた時期に第二新卒の採用が活発になっていきます。
※2008年9月に米国の大手投資銀行のリーマンブラザーズが倒産し世界中に大不況となった事件
企業が第二新卒を採用するメリットは?
社会人の基礎スキルが身についている
企業で1年ほど働くと一通りの研修を終えており、基本的な社会人スキルが身についています。
企業側としては基礎スキルを一から教える必要はなく、新卒よりも即戦力として現場に送り出せるのです。
採用コストが低い
第二新卒は新卒採用とほぼ変わらない年収で採用することができます。
社会人3年目で大きな結果を残した人であれば、年収交渉もうまくいく可能性はありますが、3年目までに大きな結果を残したという人はほとんどいないでしょう。
企業側としては基礎スキルを持った人材を低単価で採用できるので、魅力的なのです。
業界、企業の文化に染まっていない
第二新卒は勤続年数が浅いということもあり、特定の業界や企業の文化に染まっていないという特徴があります。
つまり、転職後に企業文化が合わないという理由で辞められることが少ないのです。
第二新卒で採用した人材が会社の幹部候補になるという話もよく聞きます。
扱い方としてはほぼ新卒採用のイメージでしょう。
第二新卒で転職するメリットは?
人生をやり直しできる
新卒採用は働いた経験もほぼない中でたった数ヶ月で自分が勤める会社を消えなければなりません。
その為、自分の志望していた企業ではなかったり、入社してみたら全然イメージと違ったということが多々あります。
第二新卒は、中途採用ではありますが働いた中で学んだことを活かして改めて自分が働く企業を選ぶことができるのです。
新卒採用で採用されなかった企業に入社できる
第二新卒は中途採用扱いとなります。
その為、新卒採用で入りたい企業に入れなかった人は第二新卒枠としてチャレンジできるのです。
ただし、企業はいつでも中途採用を行っているわけではありません。
企業に直接応募するという手段もありますが、大々的に中途採用を行っていない会社の場合、採用されないことが多いです。
企業のHPや転職サイトを定期的にチェックして、中途採用を行っているタイミングで応募してみましょう。
第二新卒で応募する際の注意事項
ネガティブな転職理由はNG
企業として第二新卒を採用するメリットもありますが、デメリットもあります。
またすぐ辞めてしまうのではないかということです。
企業は中途採用で一人採用するのに数百万円のコストがかかります。
その為、すぐ辞めてしまいそうな人は採用しないのです。
志望理由としては、「会社の雰囲気が嫌だった」「上司とあわなかった」などのネガティブな理由ではなく、前向きな理由にしましょう。
「採用してくれたら長く務めますよ」ということをアピールするのが良いでしょう。
自己PRで学生時代に頑張ったことはNG
第二新卒の場合、経験が浅いことから前職でのエピソードがないという人もいますが、学生時代に頑張ったことを自己PRにするのはNGです。
基本的に中途採用は即戦力を求めています。
学生時代に頑張ったことを自己PRにしてしまうと、「前職では何もしなかったの?」と思われてしまうのです。
経験が浅かったとはいえ数年間働いてきた中で頑張ったこと、工夫したことは絶対にあります。
社内で営業成績1位をとったとか、表象されたなどの大きな結果がなくても良いのです。
小さなことでも良いので、自分が工夫したことを自己PRするようにしましょう。
現職を辞めてから転職活動するのはNG
働きながら転職活動するのは時間がないという方もいると思います。
現職を辞めてから転職活動をするのはおすすめしません。
詳しくは以下で説明してますので、ぜひ参考にしてみて下さい。
ただし!ブラック企業に務めている人や鬱状態まで追い込まれている人は今すぐ辞めましょう。
心が壊れてしまっては転職活動どころではないからです。
「第二新卒枠」を利用する企業に注意
「第二新卒枠」という文言を使って求人を募集する企業があります。
必ずしもではないですが、第二新卒を募集するということは新卒が想定よりも採用できなかった、もしくは新卒がすぐに辞めてしまったということが考えられます。
そのような会社はブラック企業の可能性もある為、ネットの口コミなどで十分情報収集した上で応募するようにして下さい。
まとめ
第二新卒での転職は企業側の採用メリットと応募する際の注意事項を守れば、採用される可能性は十分あります。
第二新卒を求めている会社はいくつもあります。ぜひチャレンジしてみて下さい。
○企業側が第二新卒を採用するメリット
・社会人の基礎スキルを身につけている
・採用コストが低い
・業界、企業の文化に染まっていない
○第二新卒で応募する際の注意事項
・ネガティブな転職理由はNG
・自己PRで学生時代に頑張ったことはNG
・現職を辞めてから転職活動をするのはNG
・「第二新卒枠」を利用する企業に注意
転職に関するおすすめの本
○転職の思考法(マンガ版)
「転職活動における不安や焦りに「答え」をだす」を誰でも読みやすいストーリー形式で説明している。このまま今の会社で良いのかと悩んでいる人はぜひ読んで欲しい1冊。
○転職と副業のかけ算
筆者の人生経験を元に自分の市場価値と生涯年収の増やし方について説明している1冊。
理想の生活を手に入れる為にどんなキャリアを積んでいくのが良いのか分かるので、転職を考えている人も転職はまだ考えていないけどなんとなく今の会社に不安を持っている人も一度読んで欲しい。
SNS
・Twitter→就活・転活のことや企業で活躍する人の特徴などを発信していきます。お気軽に声をかけて頂けると嬉しいです。
フォローお願いします!→banker_tenshoku
コメント