【就活】大手病は超危険? | 人生をつまらなくする思考について

就活
K大学に通うTくん
K大学に通うTくん

大手は安定してるし、知名度もあるし、中小企業に入社するなんてあり得ない。

就活は大手に就職できた人が勝ちですよね?

レオン
レオン

Tくん、その思考は非常に危険です。

大手企業は安定してるし、入れば安泰という考えはあると思います。

しかし、その考えで就活を進めると就活の失敗だけでなく、人生をつまらなくしてしまいます。この記事では、そんな大手病の危険性について説明します。

大手病は超危険?

大手病とは?

そもそも就活における大手病とは何かについて説明します。

大手病とは、「大手が安定」「大手に入ることが就活の成功」などといった偏った考えにより大手しか受けないことを指します。

親や親戚、友達に話を聞くと「大手に入社した人は勝ち組」という意見をよく聞きます。

そんな状況では大手しか受けないという考えになるのは当然かと思います。

今回はそんな大手病にかかってしまった人の危険性について説明します。

個人のスキルが重要視される時代

まず初めに日本の経済状況について簡単に説明します。

日本は一昔前まで終身雇用が前提の時代でした。

しかし、バブル崩壊やリーマンショックにより日本の経済は衰退しており、社員を雇用し続けられるという会社が少なくなってきたのです。

2019年4月、経団連の中西会長が「企業が終身雇用を続けていくのは難しい」と発言したことや2019年5月にトヨタ自動車の豊田社長が「終身雇用の維持は難しい」と発言したことも裏付けとなっています。

あのトヨタですら終身雇用は難しいというくらいですから、他の企業も同様のことが言えるでしょう。

終身雇用が崩壊したということは会社に一生守ってもらえるということは望めず、自分で稼げる人が強い時代となります。

つまり個人のスキルが重要視される時代となっているのです。

この経済状況の変化が大手病の人生をつまらなくする要因でもあるのです。

大手病になることの危険性

内定0となる可能性

大手企業は採用人数も多いですが、受ける人も多い為、倍率が非常に高くなります。

参考に大手企業の内定率を以下に記載します。

◇主要大手企業の内定率

・明治: 倍率約2000倍

・森永乳業:倍率500倍

・NTTソフトウェア、サントリー、味の素、読売広告社、東レ:倍率200倍

・WOWOW、KADOKAWA、京王電鉄、三井住友カード:倍率100倍

データ参考:就活四季報(総合版)

企業によっては数百倍〜数千倍の倍率になるところもあり、内定をもらえる確率は低く、大手しか受けていない人は内定を1つももらえないということが起きるのです。

志望動機が浅くなる

大手病になる人の特徴として、とりあえず大手を受ければ良いという考えを持っています。

その為、自己分析が甘く、志望動機が浅くなりがちになります。

志望動機を深める為には他社との比較や中小企業との比較が必要になります。

大手しか見ていない学生は比較対象がなく、志望動機に穴ができやすいのです。

具体的に言うと、「それって中小企業でもできるんじゃない?」「他社でもできるよね?」と言われてしまうのです。

ベンチャー企業、中小企業も見た上でなぜ大手がいいのかを深堀できると志望動機に深みがでます。

就職活動の軸の作り方については、以下で詳しく説明してますので、参考にしてください。

キャリアの選択の幅が狭くなる

大手病の人は、中小企業・ベンチャー企業で働くメリットを知らないことが多いです。

規模が小さい会社は大手よりも裁量権を持ちやすく、より自由に働くことができます。

多くのことを1人で任せてもらえるので専門的なスキル・知識を幅広く身につけることができるという特徴があります。

上記で説明した通り、今の時代は転職や副業、起業が当たり前の時代になりつつあり、個々のスキルが求められています

規模が小さい会社でスキルを高め、自分のやりたいことを自分自身で叶えていくということができるのです。

大手病の人はこのようなキャリアの積み方を知らない(知ろうとしない)ので、大手の中で昇進・昇格ができなかった場合や希望のキャリアを実現できなかった場合にモチベーションが落ちてしまうことで人生が急激につまらなくなってしまうのです。

以下は、筆者が自分の理想のキャリアを積む為に転職を決意した話です。ぜひ参考に見てください。

大手病を避けるコツ

中小企業とベンチャー企業を受ける

まずは、偏見を持たずに中小企業とベンチャー企業の説明会にいきましょう。

そこで、規模の小さい会社で働くイメージをすることで、大手以外の選択肢もありだということを知るようにしてください。

自分のやりたいことを明確にする

就活は周りに流されてとりあえずやるという人が多いです。

会社員になると1週間の内、5日は働かなくてはなりません。

自分がやりたいことや得意なことでないと、精神的に本当に辛くなってしまいます

自分がワクワクする働き方を考え、具体的に言語化するようにしましょう。

周りの意見は参考程度にする

周りの人はとりあえず大手をオススメするという特徴があります。

なぜかというと、今の経済状況をあまりよく知らないということと規模の小さい会社で働くメリットを知らないので、テキトーに助言し、アドバイスしている風を出したいだけなのです。

自分の人生が最優先です。

人のテキトーな意見は参考程度にし、自分の頭で考えた選択をするようにしましょう。

まとめ

・大手病とは、大手しか受けない人のことをいう

・今は終身雇用が崩壊し個人のスキルが重要視される時代

・大手病になると、

①内定0になる可能性あり

②志望動機が浅くなる

③キャリアの選択が狭まる

・大手病を避けるには

①中小企業とベンチャー企業を受ける

②自分のやりたいことを明確にする

③周りの意見は参考程度にする

今回は大手病になる危険性について説明しました。

大手に就職することが決して悪いわけではありません。

大手しか受けないと視野が狭まることで自分の可能性を狭めてしまうのです。

ワクワクする人生を歩みたいのであれば、視野を狭めず、色んなことに目を向けるようにしましょう。

この記事が少しでも多くの人の参考になれば嬉しいです。

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