【転職】面接の評価を上げる自己紹介とは? | 質問別の例文を教えます

転職
Oさん
Oさん

面接の最初で聞かれる自己紹介って何を話せば良いのでしょうか?あまり長く話すのもダメと言われるし、評価を上げるコツを教えてください!

レオン
レオン

自己紹介はそこまで重要じゃないと十分な対策をしない人が多いですが、自己紹介の内容によっては評価を下げてしまう可能性があるので要注意です。今回は評価を上げる自己紹介のコツと質問別の例文を教えます。

面接の評価を上げる自己紹介とは?

なぜ面接において自己紹介が重要なのか

まず初めになぜ自己紹介が必要なのかについて説明します。

自己紹介は第一印象を決める要素の一つです。

基本的に自己紹介は面接の冒頭で聞かれる質問となっています。

質問の前に雑談などを挟む面接官もいますが、この自己紹介で第一印象が決まるといっても過言ではありません。

面接の冒頭で第一印象が悪いとその後、何を話しても面接官としては、この会社には合わない人材と思われてしまい、面接の評価が悪くなってしまうのです。

※顕著な悪い特徴に引きずられて他の特徴の印象まで悪くなる効果を「ハロー効果」と言います。

その為、自己紹介は非常に重要な質問の一つです。

面接で受かる自己紹介の特徴とは

上記で第一印象が重要、つまり自己紹介が大切であると説明しました。

では、第一印象をよくする自己紹介の特徴とは何なのでしょうか。

相手への印象は以下の割合で決まるとされています

・言語情報(話の内容):7%

・聴覚情報(口調):38%

・視覚情報(表情):55%

これをメラビアンの法則と言います。

つまり、話の内容ではなく、「口調」と「表情」が重要なのです。

自己紹介の時は、1分ほどで端的に話すことと、大きすぎず、小さすぎずの声で「ハキハキ話す」こと、落ち着きのある態度で「柔らかな表情」を作ることが自己紹介の印象を上げるコツなのです。

自己紹介で伝えるべきこととは

口調と表情が重要と言っても、もちろん内容も評価の一部に入りますので、何を伝えるべきかも考える必要があります。

以下が自己紹介で伝えるべき事項です。

プロフィール

まず初めに名前や今働いている会社、部署などの自分のプロフィールを伝えるようにしましょう。

氏名は名前だけ、苗字だけではなく、フルネームで伝えてください。

また、今の会社や部署で得たスキルの中でアピールしたいスキルがあれば、盛り込むようにしましょう

例えば、「部下○名のチームリーダーとしてプロジェクトの管理をしていました」などです。

スキルをアピールすることで、会社で活躍できる印象を与えることができるのです。

今までの経歴

次に過去の経歴を話しましょう。

どんな会社にいて、どんな役割を果たしてきたか、簡単に説明して下さい。

ただ、現職のことを深堀してほしいのであれば、過去の経歴はさらっと説明し、あまり突っ込まれないように意識すると良いでしょう。

逆に現職よりも過去の経歴について突っ込まれたい場合は、長めに説明すると、面接官としても気になる部分が多くなり、質問したくなりますのでおすすめです。

会社への志望度・熱意

会社への志望度・熱意は盛り込むことができるのであれば、盛り込んでください。

例えば、「御社の〜が魅力的で私の中で志望度が非常に高くなっています」「○○が理由で、御社が第一志望として考えています」などです。

これは一次面接では使いづらく、面接が続いてきた時に利用すると良いでしょう。

一次面接で使うとHPとか誰でも分かるような情報が元となるので、理由が浅くなりがちになるからです。

質問別の例文・回答例

自己紹介にも聞かれ方が複数あり、最後に質問別の例文を2つ伝授します。

ただし、冒頭で説明した通り、重要なのは内容ではなく、「口調」と「表情」ですので、忘れないようにしましょう。

「自己紹介をお願いします」の回答例

1つ目は一番オーソドックスな「自己紹介をお願いします」です。

基本的にこの聞かれ方は、面接官としてはさらっとどんな人物なのか知りたいという時に聞かれます。

この聞かれ方をした際は、自己紹介を1分くらいにまとめると良いでしょう

○○○と申します。本日はよろしくお願いいたします。私は5年間、IT会社のSEとして社内システムの開発・運用・保守を担当していました。2年前からはリーダーとなり、特にチームメンバーのモチベーション向上に注力してきました。その結果、全社の2年以内の社員定着率が70%であるのに対し、担当チームでは98%という成果をあげることができました。今回は営業職という異業種へのチャレンジですが、この経験を活かして、御社では顧客満足度の高い営業パーソンとなって売上に貢献していきたいと考えております。御社の面接を続けていく中で、面接官のみなさまの人柄や社内の雰囲気も感じとることができ、自分の性格とも非常に合っていると考えておりまして、現段階では御社が第一志望として考えております。どうぞよろしくお願いします。

「では、初めに今までの経歴を教えてください」の回答例

次に経歴を中心に教えてほしいという聞かれ方の回答例です。

ここでは、自分のプロフィールよりは経歴を教えてほしいと言われているので、経歴とそこで工夫したことについて伝えるようにしましょう。

私は、株式会社○○にて3年間、店舗での接客サービスを経験してきました。学生からご年配の方までさまざまな年代のお客様と接する中で、相手に合わせたコミュニケーションの取り方や提案ができる力を身につけました。この力を活かして店舗の売上に貢献するため、特に売り場作りでは常連のお客様に声をかけ、商品の並び方の感想やどんなアイテムがあったら嬉しいかなどを調査。自身のこの取り組みをもとに「お客様アンケートの実施」を会社に提案し、採用していただきました。その結果、年間売り上げ前年比120%を達成し、社内で表彰していただくこともできました。今回は商品企画という初めての職種へのチャレンジですが、前職で培った消費者のニーズを汲み取り形にしていく力は、十分に活かせると考えています。

まとめ

自己紹介で重要なのは、「表情と口調」です。

第一印象が悪ければ、その印象に引っ張られて、その後何を伝えても印象が悪いままになってしまいます。第一印象は全体の印象を決めるものと意識し、しっかり準備しましょう。

また、自己紹介で伝えるべきは「プロフィール」「今までの経歴」「会社への志望度・熱意」です。端的に約1分ほどで伝えるように意識しましょう。

今回は転職における面接での自己紹介について説明をしました。

自己紹介はそこまで重要ではないと考える人も多いでしょう。しかし自己紹介が悪ければ、面接全体の印象が悪くなります。

自己紹介は面接の合否を決める非常に重要な要素の一つなのです。

この記事が少しでもあなたの助けになれば嬉しいです。

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